「具体例」がテーマを変える
カーネギー心を動かす話し方
人前であがらずに流暢に話すことは、多くの人に共通の願いです。“人前で話す”ことを楽しむ心のゆとりが、人生に勇気と自身を与えてくれます。
人前であがらずに流暢に話すことは、多くの人に共通の願いです。
とはいえ、効果的な話術をものにするのは決して難しいことではありません。
人前で話すこと” を楽しむ心のゆとりが、人生に勇気と自身を与えてくれます。
人を惹きつけつる話し方の極意を、話術の伝道の祖、D.カーネギーが丁寧に教えてくれます。
我々の日常生活における行動は、本来、常に具体的なものです。
それなのに、いざその行動を報告する段階になると、ついつい抽象的な表現に頼ってしまい、それを乱用する傾向があります。
たとえば「おおむね大丈夫です」などという表現を、よく使いますよね。
表現が抽象的すぎると、事実が正確に伝わらないおそれがあります。
正確に伝えるためにも、「具体的に話す」「具体例で話す」ということが重要です。
たとえば、トイレなどでよく目にする、節水を呼びかける張り紙を例にすると、その表現はたいてい「水を大切に!」「節水にご協力を!」というように非常に抽象的です。
これを見て節水しようと思いますか? 同じ節水の協力要請についての張り紙でも、海外の場合は具体的です。
水不足時のカリフォルニアで、話し方研究所のある講師がレストランに入ったところ、水が出てこなかったそうです。
ほかのテーブルを見ても同じで、ふと壁を見ると、こんな張り紙が張ってありました。
「あなたが、もし一杯のコップの水を節約したならば、そのコップを洗うための数杯の水も節約できるのです。
これをカリフォルニア中のレストランで実施したならば、我々の生活に必要な水の足しになります。
どうしても水が必要な方(薬などを飲む方)はウエートレスにおっしゃってください」
ここまで具体的に表現されれば、「協力しよう!」という気持ちになるのではないのでしょうか。
説明が分かりにくいものとは?
「説明がわかりにくいものを探してくる」という実習を行なうことがあります。
参加者がよく見つけてくるものは、「分厚いマニュアル」「横文字オンパレード、専門用語ばかりの講演会」など。
「わかりにくいもの」を探してみることで、「わかりやすく説明する」ことの必要性に気づきますね。
最後までキチンと話す習慣が大切
先輩が出張へ出かけるときに「お気をつけて!」と言うと、
「何に気をつけるんだい? 出張先で飲みすぎるな? それとも雨が降って足元が滑りやすいから?」
と返されてしまいました。
先輩は「話は最後までキチンと言わないと、相手に伝わらないぞ!」と、私に教えてくれたのです。
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